2022/07/02 ブログ
こんにちは。コンシェルジュDioです。
リアル正直不動産シリーズ、おかげさまで皆様から大好評をいただいております。
先日は東京のメディアさんの目にとまり、取材をして頂きました。
ひとつ勘違いしてほしくないのは、私がこれを書いている理由は、利益を得るためではなく
お客様に建築業界の内情を知って頂き、家創りを失敗してほしくないから。これに尽きます。
ガーシーチャンネルとは趣旨が違います笑
サンジョーホームで家を建てて頂ければ満足してもらえる自信はあります。
ただ、無理に営業はしないですし弊社のデメリットもしっかりお伝えします。
そのうえで最終的にはお客様が「この会社で家を建てて良かった!」と思って頂けるのがベストです。
さて、今回のタイトルは値引きの罠。
これは私の実体験になりますが、10数年前に転職を考え大手ハウスメーカー「Sハウス」の面接を受けました。
支店長自らが対応してくださり、今まで住宅営業経験がなく、不安な私に「家を売る極意」を教えてくれました。
Sハウスではマニュアル(契約までの道筋)が決まっているとのこと。
先ず、自社の住宅の素晴らしさを熱弁
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予想を大きく上回る見積もりを提出
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お客様「この金額では厳しい」
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営業マン「〇〇円サービスします」
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お客様「まだ予算以上なので、少し検討します」
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営業マン
「わかりました。では、これ以上は私の力では無理ですので、上司に相談します」
「今回は〇〇さんの為に頑張りますが、上司がオーケーするかは保証できません。」
「でも、もしオーケーがでたらその時はお願いします。」
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数日後に上司を連れてお客様宅に訪問
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上司「今回は営業担当の強い思い入れに折れて、私が本部の決済を取り付けました。」
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契約に至る
この「マニュアル」は売れるかどうか不安に思っていた私を見て、
支店長がすぐに事務所に行って持ってきてくれました。
面接を終えての感想は・・・んー--ものすごい違和感がある。
まず、お客様は見積もりを出す前に当然「予算」を営業マンに伝えているはずである。
にもかかわらず、営業マンはその予算を無視した見積もりを提出する。
値引きされても良い前提で、最初から高い金額を提示しているということです。
そして、もっと怖いのは・・・・値引きしてこないお客様もいるはずです。
その方は、実際よりも何百万も高い金額でそのまま契約してしまっている・・・・・。
面接の翌日に支店長から「面接は合格です」と連絡がありました。
当然ですが丁重にお断りしました。
実は、この話の続編があります。次回、正直不動産4 (値引きの罠 ~契約編~)お楽しみに。